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[最終更新日: 2020年12月14日]

“これから”のエネルギーを支える。2018年に商業操業を開始した東北最大級のバイオマス発電所

サミット酒田パワー 株式会社/バイオマス発電所 運転職

“これから”のエネルギーを支える。2018年に商業操業を開始した東北最大級のバイオマス発電所

サミット酒田パワー 株式会社

太陽光、風力、バイオマスなど、地球環境に対して負荷の少ない自然界のエネルギーを利用するクリーンなエネルギーとして注目され導入、普及が進んでいる「再生可能エネルギー」。そのなか2018年8月より商業操業を始めたバイオマス発電所を運営しているのがサミット酒田パワーだ。5万キロワットという発電容量を誇る東北最大級のバイオマス発電所。林業の充実する山形という地域の特性を活かし、よりクリーンで安全な発電事業に取り組む現場で働くふたりに話を聞いた。

サミット酒田パワー 株式会社 事業概要

地球環境への負荷低減が叫ばれ、社会的ニーズの高まっている再生可能エネルギー。2011年に電力事業者による再生可能エネルギー電気の調達に関する特別措置法(再エネ法)が成立。翌2012年には再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT制度)が施行された。そのFIT設備認定を受け、2016年6月に着工し、2018年8月より商業操業を始めたバイオマス発電所。発電容量は5万キロワットを誇り、その規模は東北最大級のバイオマス発電所となる。電力小売事業に力を注いでいる住友商事(株)が100%出資する新電力であるサミットエナジー(株)の電力小売り用電源として建設され、発電された電力は全量、サミットエナジー(株)を経由して主に東日本の電力需要家(企業・自治体)向けに供給している。バイオマスの燃料資材の約4割は山形県産を中心とした未利用材などの国産木質チップを利用するなど、地域の強みを生かし安定的に電力を供給している。

-ここ、サミット酒田パワーは「バイオマス発電所」として稼働をしていますが、再生可能エネルギーのなかでどういった種類のものなのかお教えいただけますでしょうか。

冨樫:いま重要性が叫ばれている「再生可能エネルギー」ですが、ひとくちに再生可能エネルギーといっても太陽光、風力、地熱などさまざまなものがあります。そのなかで私たちは「バイオマス」発電を行っております。

-バイオマス発電とは具体的にはどのようなものなのですか?

冨樫:バイオマスにもいくつか種類がありますが、弊社では国産木質チップ、木質ペレット、ヤシ殻(PKS)を主燃料にし、少量の石炭を利用してタービンを動かして発電をしております。

飯坂:バイオマス発電のメリットはその安定性にあります。太陽光や風力を利用した発電だと、どうしても自然環境、天候に左右される部分が大きいんです。太陽が出なければ、風が吹かなければ発電はストップしてしまう。その点、バイオマス発電は燃料の確保さえできれば、安定して稼働させることができる。そこがメリットですね。そのため、再生可能エネルギーのなかでも24時間フル稼働を前提とする「ベース型電源」に分類されています。

冨樫:燃料の約4割は山形県産を中心とした未利用材などの国産木質チップを利用しています。これまで利用できずに山に残置していた未利用材も燃料として利用しているんです。山形という土地は、林業のポテンシャルが高いので土地、地域としてのメリットも多くある場所なんです。

-再生可能エネルギーは、クリーンエネルギーとして注目が集まり、近年急速に導入・普及が進んでいます。こちらサミット酒田パワーのバイオマス発電所も2018年8月より商業操業が開始されました。おふたりが入社したのはいつになるのでしょうか。

冨樫:私が2016年の3月、飯坂は2016年11月です。私は大学を卒業後、関東でアパレルの店長職をしていました。忙しい毎日をすごしていたのですが、東日本大震災をきっかけに地元のことがやはり頭に浮かぶようになり、いつかは帰ろうかなと考えていたんです。そうして仕事を探しているなかで、ここのことを知りました。やりがいがありそうな事業内容だと思い入社を決めました。とはいえ、まだ発電事業が始まる前から参加させていただいたので、なんというか、ものすごく“やりがい”が(笑)

-大変だったと(笑)

冨樫:はい(笑)。私は発電などの専門ではないので、いわゆるなんでも屋として、人事から労務、総務までなんでもやっています。まだ建屋もない頃で、“ないものを作る”といったところからだったのそういった部分も大変であり、かつ、やりがいのあるものでした。

飯坂:事業操業は2018年8月からなのですが、もちろん発電所の稼働はその前からやっていまして、そのときは発電部としてもものすごく大変でした。バイオマス発電は「ベース型電源」で24時間フル稼働を前提としているという話が出ましたが、フル稼働していないと問題が出るというのは発電事業としてという部分に限ったことではないんです。

-安定的な電源として望まれているからそれが止まると問題が生じる、ということだけではない?

飯坂:そうなんです。稼働が止まってしまうと、燃焼材としている国産木質チップなどの運送も止まってしまう。そうなると、林業、運送業といった事業者様をはじめとしたステークホルダーの方たちに多大な迷惑がかかってしまうんですね。電力部分だけでなく、そういった部分でもやはり“安定操業”というものが最大の目的であり目標なんです。

-それだけ多くの人が関わっている事業でもあるということですね。

飯坂:それが山形という地域のメリットだと感じています。林業のポテンシャルはものすごく高いので。ただし、何度も言うように、それを活かすためにはなにより安定操業。そこがとても大変なんです。私はボイラーの専門じゃないんですね。というよりも、もとよりバイオマスの専門、経験者というのはなかなかいないんです。だから問題が生じた時にも100%のマニュアルがあってそれを見てパパッと解決というわけでなく、向き合っていかないといけない。ただそれは逆に自分で動かしているという感覚にもつながって、ましてやそれが東北最大級となればものすごく大きなやりがいとなっています。もちろんそれだけの責任があるわけですが。

冨樫:そんなふうに忙しい毎日なんですけど、どっしり、という感覚があるんですよね。関東で仕事をして生活をしていたときは時間がものすごく早く流れる感覚があったんです。でも酒田に帰ってきてからは、お話ししたようにものすごく忙しくはあるんですけど、ゆっくり、じっくり過ごせている感覚があるんですよ。

飯坂:それは私も似た感覚がありますね。私は酒田出身で、この仕事でこちらに戻ってくる前は、東北で電気点検の仕事をしていたんです。そこにはいわゆる技術屋として入社したはずなのに、営業職の仕事が多く、また転勤も何回かあったんですね。そういう環境だったからいまのようにひとつのことにどっしりと向き合うということがあまりなかったのかな。だからいまは冨樫と同じように、忙しいけれどじっくり過ごしているという感覚はあります。地元なので友達も多いし、そういった環境もこの感覚には関係しているかもしれないですね。

-冨樫さんの言葉を借りれば“なにもないところ”から始めて、2018年8月から商業操業が始まったわけですが、今後の展望がありましたらお聞かせください。

飯坂:私としては何度も話に出ていますが、まず“安定操業”です。ベース電源としてもステークホルダーの方々に対しても、どちらに対してもその責任を負っているので、それが第一目標です。

冨樫:それに付随して国内燃料の割合を増やしていくのも会社としては目標のひとつです。それに加えて私は“もっと知ってほしい”という想いがあります。

飯坂:あ、たしかにそれはあるかも。

冨樫:もしかしたら電力事業にネガティブなイメージがあるかもしれない。そういうものを払拭するために、再生可能エネルギーの重要さを知ってもらいたいです。

飯坂:酒田にこんな発電所があるんだっていうのをぜひ知ってもらいたいですね。

冨樫:実際、施設を公開して見学ツアーを組んだりといった取り組みもしています。子どもたちに向けた発電所説明会も多く行っているので、未来のエネルギー環境を知ってもらうきっかけになってもらえたらうれしいです。

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