シゴト

シゴト

作るモノは小さい。けれど仕事のスケールは大きい。
医療機器から車、スマホまで、さまざまな機械を支える部品を作り出す。

グリーンメタル株式会社

製造部NC機工 / 取締役工場長 / 製品管理課

遠藤 悠平 / 榎本 真一 / 鈴木 杏奈

エンドウ ユウヘイ / エノモト シンイチ / スズキ アンナ
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グリーンメタル株式会社

車は一台につき約3万個の部品からできている。そのなかには小さなネジまで含まれているのだが、3万個の部品がすべて揃うことで車は走るのだ。言われてみれば当然のことなのだが、車を見てネジのことまで想像するのは難しい。それでもそのネジがないと車は完成しない。今回インタビューを行ったグリーンメタル株式会社はそうした精密部品を製造する会社。製造するのは小さな部品だが、その部品は日常を支える様々な製品に使われている。その意味では生活を支える、生活を創り出すという仕事を手がけているともいえる会社だ。

グリーンメタル株式会社 事業概要

1979年に現会長である菅原信男が創業。カム式自動盤11台で生産を開始したが、その当時11台の機械を揃えている工場は庄内にはほとんどなかったという。自動盤(自動旋盤ともいう)とは工作機械のひとつ。工作機械は機械を作るための機械ともいわれ、主に金属の材料を切削し部品を作り出す機械のことだ。グリーンメタルではその自動盤での精密切削部品を創業当時から主な事業として展開してきた。創業当時は大手電機メーカーの製品に使われる精密部品を主に製造。しかも自動盤加工により製造される部品についてはほぼ全般を手がけ、その技術力を評価された。その後、最新の技術、設備を取り入れながら現在では自動盤機械150台を有するまでになった。この規模もまた他にあまり類を見ないほどの規模だ。グリーンメタルで製造される精密部品は、医療機器から車、スマホなど、私たちの生活には欠かせない様々な製品に使用されている。

日常のあらゆるところに

グリーンメタル株式会社の創業はいまから40年前の1979年。現代表取締役の菅原剛の父である菅原信男が山形県鶴岡市にカム式自動盤11台で生産を開始した。以来、グリーンメタルは自動盤による精密切削加工品を製造している。自動盤というのは回っている金属材料に刃物をあてて、ネジなどの精密部品を削り出す機械だ。創業当時の1979年には自動盤を11台揃えていた工場というのは、庄内にはほとんどなかったという。その設備と技術力が評価され、大手電機メーカーの製品に使われる自動盤加工精密部品の製造を一手に任されていた。

「生産するモノは小さいけれど、仕事のスケールは大きい」とは、インタビューで菅原剛の言った言葉だ。自動盤で製造する加工品は、ネジであったり、シャフトであったりと確かに小さい。しかし、それらが組み込まれる製品は車やスマホ、テレビ、カメラと日常のあらゆるところに存在する。さらには内視鏡のワイヤーを通す金属部品のように医療機器にもグリーンメタルの精密加工品は使われている。それらの部品がなければ私たちの生活は成り立たないといっても過言ではない。

大量生産でも品質を下げない指導体制の強化

その後、大手メーカーだけでなく精密部品商社とも取引を開始し順調に事業を拡大していった。工場は1990年までに増築を重ね第四工場を開設することとなり、創業当時11台だった自動盤は最新機器の導入を図りつつ、現在では150台を設置している。この規模は自動盤加工工場としては全国的に見ても大規模と言える台数である。クライアントが工場視察などで訪れた際には、「これならば安心して大ボリュームの製品も発注できる」という言葉を聞くことが多いという。グリーンメタルが心がけるのは「品質とコスト」というもの。自動盤加工に特化し最新技術を取り入れながら規模を大きくしていったことでコスト面で他社よりも抜きん出ることに成功した。

もうひとつの「品質」という面。もちろん最新機器を導入することで品質と技術はアップするのだが、そのなかでできることは脱職人とでも言うのだろうか、インタビューを行った取締役工場長の榎本真一の言葉を借りれば「誰が作っても同じ品質のものができる」ような体制づくりだった。

「私は高校を卒業してすぐに当社に入社しました。そこから数えて30年目になります。入社当時はいわゆる職人というのでしょうか、“見て覚えろ”みたいな風潮はまだありました。でもそれではどうしても個人の力量によって品質の偏りが出てきてしまう。また最新機械もどんどん導入されていくなかで見て覚えろでは技術が追いつかなくなってしまいます。そこで、自動盤の操作はもちろん検品作業も可能な限りマニュアル化し、新人にも現場でその都度指導をするということを徹底し、人間による品質アップを図る体制を整えました」

製造部NC機工の遠藤悠平もグリーンメタルで自動盤加工を始めたひとりだ。山形の白鷹町出身で結婚を機に鶴岡市に移住。そのときグリーンメタルに入社した。

「現在、カム自動盤とコンピューター制御のNC、CNC自動盤ともに使用して製品作りに携わっていますが、前職では違う仕事をしていたので、まったくのゼロから当社で学びました。それでもマニュアルを頼りにし、その都度先輩に指導を受けながら始めることができたので、安心して学ぶことができました」

検品作業を担当する鈴木杏奈も同様に指導、フォローアップの体制のおかげで仕事を早く覚えることができたという。新人育成が成功している証拠として、品質を評価されながらも社員の平均年齢が低いということが挙げられるだろう。主に加工品製造に携わる男性社員の平均年齢は33歳と製造業ではかなり低いものとなっている。

「ただし」と榎本はそれでもこう付け加える。「クライアントの要求は年々、複雑化、多様化しています。さらには最新の技術も出てきている。それに対応できるように技術力アップと知識、経験の伝達はこれからも最重要課題のひとつだと考えています」

社長変わりましたよねという一言

最新技術の導入。人材育成の体制。それで品質の向上を目指しているが、そのうえで菅原は「最終的には品質は“人”が作り出すものだと考えています」という。「社員がいきいきと仕事ができる場があってこそ力が発揮できると思うので、働く環境づくりをより進めていきたいと思っています」

菅原が社長に就任したのは10年前。当時のことを振り返って菅原はこう話してくれた。

「父の代から続く会社なのでより大きくなりたいと思っていましたが、自己満足でそんなことを考えていたんでしょうね。厳しく指導していたつもりが、こんなに考えているのにどうして伝わらないんだ、おまえたちのためを思って言ってやっているんだというふうになってしまっていたんです」

いろいろな衝突もあったとも話してくれた。それが社員とうまくコミュニケーションがとれるようになったきっかけは子どもたちのおかげだったという。

「自分の価値観だけの言葉では子どもたちに伝わらないんですね。ちゃんと相手の立場からも一度物を考えないとダメ。これは社員に対するコミュニケーションも同じなんだって思うようになったんです」

それからは社長という立場からの言葉だけでなく、社員の立場で一度考えてみることを心がけるようにしたという。「社長変わりましたよね、と食事の席で言われましたよ」と笑って菅原は話してくれた。

社員がいきいきと働ける職場に

その考えのなかで、菅原の目指すグリーンメタルという会社の姿は「社員が幸せになる会社」だ。そのために売上があるとし、社員に負担をかけてしまうほどキャパシティを超える仕事は利益がどれだけあっても断っている状態だという。休日など社員が自分の時間を持つための制度も見直した。そもそも定時の終業時間は先代のころから16時45分と一般よりも早かった。「終業時間が早いので、家族で買い物もいきやすい。子どもとの時間も平日にゆっくりと取れるのは嬉しいですよね」と遠藤は言う。休日に関しても社員としてはうまく利用しているようだ。社会人となってからも続けている卓球で大会にも出場しているという鈴木は「大会で休みますと言っても“がんばってきてね”という言葉で送り出してくれる。そういう雰囲気なのでとても休みが取りやすい。これは本当にうれしいことです。大会にも集中できます」と笑っていた。

「“休みを取ってください”というまでもなく、みんなそれぞれのスケジュールで休みを取って自分の時間を楽しんでいるかなあという感覚はありますね」と管理を担当する榎本も言う。

冒頭で述べたように菅原は「生産するモノは小さいけれど、仕事のスケールは大きい」と自社の事業を表現したが、それが社員に伝わればやりがいにもなるのではないかという。

「簡単に言ってしまえば具体的にこの商品に使われているというのを可能な限り明示してあげたいということですね。これまでの製品仕様書はサイズや設計図など加工品のことしか書いていなかったのですが、それが具体的に何に使われて世の中に出ているのかを明記するようにしたんです。車に使われている、スマホに使われている、テレビに使われている。周りを眺めればすぐにでも見つかるんです。そこには自分たちが作ったのが使われている。そのイメージがやりがいにもつながるのではないかと思っています」

契約上具体的には表示できないものもあるそうだが、可能な限り最終的な製品を明示することで自分たちの仕事の具体的なイメージができているのではないかと感じているという。

インタビューのあとに、写真撮影を行ったのだが、最初は何も持たずに三人で並んだ写真を撮った。でもどこかぎこちない。それが自分たちの作った製品を持ってもらったとたんに固さがとれた。これはどこに使われているとか、これは最初に作るのは大変だったとか、こちらにも話しかけてくれるようになり、自然な表情の写真が撮れた。日本の精緻なモノづくりを支える現場のひとつがここにもあるのだ。

代表/人事担当からのメッセージ 代表取締役 菅原剛

当社は1979年の創業し以来40年、精密加工品を製造してまいりました。自動盤による切削加工によりさまざまな部品を製造しています。製造した部品は、医療機器から車など身の回りにあるいろいろな製品に組み込まれています。その意味では、私たちが作り出すモノは見逃してしまうほどに小さいものですが、この仕事が社会に果たす役割は大きなものだと考えています。現在150台の自動盤を揃えて製造をしていますが、この規模での製造工場はなかなかないと自負しています。ただし、製品の品質を生み出すのは機械ではなく“人”だと考えています。そのため技術や経験を共有できるようにマニュアルの整備を進め、きっちりとした指導体制を整えて事業に臨んでいます。
私どもが目指す会社の姿は「社員がいきいきと幸せになれる会社」です。キャパシティを超え、社員に負担がかかるような大量の仕事は受注しないといったように、就業時間や休日を含めた働く環境を考えて事業を進めています。
世界中のあらゆるモノに組み込まれる部品製造。繰り返しになりますが、完成品は小さいけれど、スケールは大きな仕事です。そんな職場でいっしょに働いてくれる人をお待ちしております。

募集概要

募集者の氏名又は名称 グリーンメタル株式会社
設立年月日 1979年2月
資本金 4,800万円
従業員数 43名/2019年4月1日現在
募集人数 若干名
雇用形態 正社員
契約期間 期間の定めなし
試用期間 3ヶ月
就業場所 本社:鶴岡市宝田3-11-25
就業時間 月曜日~土曜日 8:30~16:45
休憩時間 12:00~12:50、15:00~15:10
休日 年間休日:100日
時間外労働 残業はほぼありません(月平均2時間未満)が、休日出勤は数カ月1回(1~3時間/回程度)あります。
月収見込 【機械オペレーター】
月給14万~30万円
1.基本給
2.固定給(役職手当など)

【生産管理・営業】
月給14万~40万円
1.基本給
2.固定給(役職手当など)
年収見込 【機械オペレーター】
200~500万円

【生産管理・営業】
200~600万円
昇給 年1回/4月
賞与 基本的には夏冬2回/年ですが、業績に応じて決算月(9月)に特別賞与があります。
加入保険 ・健康保険
・厚生年金
・雇用保険
・労災保険
福利厚生 ・通勤手当 上限15,000円/月
・家族手当 子供一人につき3,000円/月(扶養家族に限る)
・住宅手当 7,000円/月(勤続年数による)
・生産手当 上限10,000円/月
職務内容 【機械オペレーター】
自動旋盤による部品加工。
旋盤系の経験がある方は歓迎いたしますが、他の工作機械で頑張ってこられた方でも大歓迎です。

【生産管理・営業】
客先からの依頼や問い合わせに対し、現場との調整や客先への連絡などを行う仕事です。
様々な形状に関わる依頼や問い合わせがあります(図面が届くこともあれば、電話での問い合わせもあり)ので、ある程度は図面を見れるようだと助かります。
求める人物像 ・コミュニケーションがとれる人(会話や行動)
・当事者意識を持てる人
・成功も失敗も、次に活かそうと思える人
選考プロセス 1.書類選考
2.面接(採用担当者)
会社見学は随時受け付けています。ご希望の方はお気軽にお電話ください。
必要書類 ・履歴書
・職務経歴書
採用担当者からの一言 世界中のあらゆるものに組み込まれる部品を作りますので、いろいろなもの・ことに興味がある方を歓迎します。

応募方法について

庄内の企業との出会い方は、下記の通り3つあります。ご自身の状況に合わせてご選択下さい。
ご自身の経歴に応じて採用パートナー(ヤマガタデザイン)から掲載企業をご紹介させていただく場合もあります。
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